読　書

児童書・絵本 >　どんなにきみがすきだかあててごらん

・ サム・マクブラットニィ　文　・　小川　仁央　訳　・ アニタ・ジェラーム　絵　

　茶色い小さな野ウサギと茶色い大きな野ウサギが、 どんなにお互いが好きかを繰り返し比べ合っています。小さいウサギが、 自分の腕を必死に伸ばして「ぼくは、こーんなにきみのことが好きだよ！」 というのに対して、「でも、ぼくはこーんなにだよ」と大きいウサギが腕を 伸ばすと、大きいウサギの方が「好き」がうんと大きいことに気付きます。
ニュアンスが異なるかもしれませんが私も、「あなたが好きよ」が 分かってもらえず真剣に悩んだことがありました。 お友達となぜか気まずくなり自分の真意がわかってもらえず悲しくなり、 おなかを割って見せたらわかってもらえるのではなどと思ったものです。 大人が読んでもうれしくなる愛くるしい絵本です。

■2006.01.1
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