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・ 乙川　優三郎　著　・ 講談社文庫

　派閥闘争が渦巻く東北のさる藩が舞台である。その渦中における三人 の若者と、養女として主人公の妹となった娘の辿る運命を描いていく。 この一冊を皮切りに著者の魅力を探ろうと今も手にしていますが、「かずら野」では 行徳が出現し塩田の様子や成田街道としての賑わいなどが描かれていて より身近な本となる。

■2013.02.01
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