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一般書 >　日本を、信じる

・ 瀬戸内寂聴氏　ドナルド・キーン氏　・ 中央公論社

　対談にあたり。瀬戸内寂聴さんは、ドナルド・キーンさんを、いつも高く遠い立場にいて、仰ぎ見る人であった。 日本の古典文学について調べたいことがあると、日本人の学者より、キーンさんの著書を。読み方が 解り易く正確である。
キーンさんは、話し上手な瀬戸内さんに私がついて行けるかと案じましたが、 寂聴さんは平泉の中尊寺で得度され、今も東北と密接な関係があり、今回の震災の後も被災者の皆さんに 向き合われた方ですから、実際に被災地に足を運んだ人だけが知る、詳しい様子を教えて頂けるのでは ないかと考えました。
　テーマは、第一章　大震災からの日々　第二章　「日本」の良さは、こんなにも　第三章　同じ時代を生きてきた 　第四章　「老」「死」と向き合う。
　1992年生まれの同い年だそうです。けれどもおふたりとも実にお若いです。 大震災で感じた日本人の素晴らしさや自らの「老」と「死」など真摯に向き合うおふたりには深く感動と 尊敬の念を抱きました。

■2015.06.01
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