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読　書 >　アンの青春

・ ルーシー・モード・モンゴメリー　掛川恭子　訳　講談社文庫

　「赤毛のアン」 　ふとした手違いで、老兄妹に引き取られることになった、やせっぽっちの孤児アン。想像力豊かで明るい性格は、 いつしか周囲をあたたかく変えていく。グリーンゲーブルスの美しい自然の中で繰り広げられるさまざまな事件と、 成長していくアンを綴った永遠の名作である。
　「アンの青春」
　アボンリーの学校の教師になった16歳のアン。ギルバートや親友ダイアナたちと始めた村のささやかな改善運動や、 家で預かることになった双子の世話にも追われる毎日。けれども＜想像が開く王国＞で心を遊ばせることは忘れない。 少女から大人への成長していく多感なアンを描く。
　中学生時代、夏休みの宿題のひとつである読書感想文から「赤毛のアン」 を選んだ。読み終わらないまま夏休みが終わり感想文だけはなんとか提出した。 だが、最後まで読んで再提出するよう指示されたのだがその後どうなったか記憶が定かではない。 ばあさまとなり、人生の終わりを意識する昨今、ふと、途中で挫折した一冊が気になり、老眼鏡に助けられ、今、アンと再会を楽しんでいる。

■2017.03.03
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