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・ 大島　一洋　著　・小学館文庫

介護はつらいよ
　2006年、出版社を定年退職した63歳の著者は、93歳と88歳の父母を介護するために、 東京に妻子を残して単身田舎へ帰ることにした。
　2008年、母、死す。十二年、父、老人ホームに入居。十三年、父、満百歳を迎える。 　文庫化にあたって、十五年三月、父が百一歳と六か月で天寿を全うするまでを増補。
　著者は、若き日の不倫を隠さず、介護のかたわらAVを楽しみ酒も飲む。 そして、裸で現実に立ち向かう。壮絶だけどなぜか明るい介護実録。そのうえ、 施設への入居費から葬儀料金までを詳細に紹介。実用書としても役立つこと受け合い。
　どちらかと言えば、介護される立場にいる己ではありますが、楽しく拝読。 これからの道しるべにもなった。どうあがいても施設には入れない。金銭的に 無理である。さて、どうすればよいのか？ボケずにすんなりとあの世に旅立つには？

■2022.9.30
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