読　書

一般書 >　おばあちゃんの隣で

・ 浜　文子　著

　表紙の絵に惹かれ借りてきました。かわいらしいでしょ。
孫、文子が祖母の影響を多く受け、学び成長していった様子が書かれています。 母と接するのとは違う角度で孫は祖母を観察し、絹のような陽を浴び、 洞察力のするどさも加味し、心情の豊かさを身に付けた過程がわかりやすく ここちよく本の世界に素直な気持ちで入っていけました。恋愛の話を読んだ 後なのでより新鮮な空気を吸った気分です。
「いたいの　いたいの　とんでいけー」「ちちんぷいぷい」などの言葉が随所に 登場し、資格を持つ「心の専門家」でなくていい、普通の大人の、 叱責や説教とは異なる言葉がけが、もっとくらしにあればと、、、 祖母の語りかけは、教え、諭し、なだめ、励ます「物の道理」を説くものだった。と 記されていました。

■2004.02.01
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