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一般書 >　もったいない　じいさん

・ 今井 美沙子　著

　「人間は、どんな人でも、この世に生きてるかぎり、何かの役にたってるんや。 物も、それと同じでぜんぶが役にたつように、できてるんやさかいなぁ、大事にせんとあかん。最後まで奉公させんとあかん。」 これが父の口癖だった。きゅうりのへた、大根・人参のへたをはじめ。何も捨てるものがなかった。作者と父の巧妙なやりとりには 大いに笑ってしまった。だが、当事者だったらと思うとこれまたのんきに笑ってもいられない心境です。付け加えておきますが、 父とは、だんな様の父上です。

■2006.05.01
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