表紙に、「第二次世界大戦の戦後処理、経済復興、東西統一問題にドイツ人はどう対処したのか。
強い経済力によって平和な生活を享受しているかのように見えるドイツ人。しかしその実体は、
ユダヤ迫害に起因する自己喪失と民族本業がもっている自信過剰の葛藤に苦しみ、精神
分裂症に陥っている」と書かれています。
ナチに加担した両親、その子供たちの苦悩を、「独白」の形で語らせる本が幾つか出版されている。
自分の父親たちに本能的に愛を感じながらもナチスの犯罪に手を染めた父親から自分が生まれていることで
自らの出生そのものに深い嫌悪感を抱いている。子供たちが受けた精神的打撃は、今も癒えないことだろう。
ヒットラーは、民主主義のもとで選ばれ、主権在民を勝ち取り、時代を
築き、そしてユダヤ迫害へと向かっていったのです。国民が選んだ人なのです。
己にも肝に銘じて忘れてはならないことだと念じました。
■2006.06.15
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