読　書

一般書 >　虹　の　橋

・ 澤田ふじ子　著

　京の建仁寺脇の長屋で、貧しいながらも助け合って生きる人々。だが、下駄屋奉公をしている兄 富士田は、遊郭に妹千代を売ろうとしていた両親を殺めてしまう。千代たち姉妹は、錦小路の魚屋に引き取られ そこで働く。幼馴染みの宗吉は、千代との将来を願いながら大工修業に励むのであった。そんなある日、千代は、 亡き兄が好きだった幼馴染みの貴和が遊郭にいることを知ってしまう。
自分だけがしあわせになっていいのだろうか？千代のとった行動は、人としての原点を思い起こさせ、 何が一番大事かを心に問う良い機会になりました。

■2006.12.23
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