読　書

一般書 >　13ヵ月と13週と13日と満月の夜

・ アレックス・シアラー　著　・ 金原瑞人　訳　

　[わたしはいつもおばあちゃんってものに興味があった。自分にはいなかったから。おばあちゃんは ふたりとも、わたしが生まれる前に死んじゃった。なんだか損をしたような気持ち。ひとりでもいてくれれば よかったのに。それか、どっかから借りてこられればいいのに。大きな帽子にハンドバッグを抱えて、 こざっぱりしたすてきなおばあちゃんを。 カーリー・ティラー]
なんてやさしいお話。油断をしてはなりません。作品名の数字の13は気になりませんか。 そこからくる摩訶不思議な世界を想像してみてください。そして油断は禁物ですぞ。 人間の欲望は尽きることなく湧いてくるもの、私も若さを得られるものなら、 魔女になって若さを乗っ取りながら永遠の命を手中に。それは、呪文を知ってしまった者の宿命かも？

■2007.01.01
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