読　書

一般書 >　市塵 （しじん）

・ 藤沢周平　著

　貧しい浪人生活から儒者、歴史家としてようやく甲府藩に認められた「新井白石」は、綱吉の死後、 六代将軍家宣となった藩主とともに天下の経堂に乗り出していく。和漢の学に精通し、 幕藩改革の理想に燃える。白石を待ち受ける厚い壁、
「新井白石イコール儒学者」授業で習い覚えていることはこの程度で、偉大な人物として「白石」を意識したことはない。 日本史も不得手な科目で、精々年号を丸暗記し、試験を潜りねけてきた。他のことも同様に通り一片で来てしまったことを知らされた一冊です。

■2007.03.01
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