読　書

一般書 >　しゃばけ

・ 畠中　恵　著

　主人公は、江戸で有数の豪商、廻船問屋・長崎屋のひとり息子、一太郎です。 十七歳という若さにもかかわらず、非常に体が弱くて、外出もままならない。ところが家族の 目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。 摩訶不思議な妖怪が見える一太郎にかしずく妖怪たち。はらはらドキドキ感はあるのだが、 さらっとしたかわいい妖怪がちょろちょろと、一太郎を心配し、動き回る姿を想像すると愉快な 気分になり、今までにない可笑しさが加わり楽しめる本です。

■2008.09.01
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