食生活を中心に、四季折々の万物を通し、日常生活をゆったりした筆致で語っておられる。
こころ温もる一冊です。その中で幼いころ、コンデンスミルクをつけた苺をたべさせてもらい、
余りに美味しくて感激したこと。それからコンデンスミルク好きは続いているそうです。
現代では、いつでもある食材に季節感が失われてしまいました。故に旬を大切にし
素材の良さを活かす料理は、現代では、逆な意味で贅沢な暮らしといえるのでは。
酸っぱい夏みかん、青臭いトマト、甘すぎないとうもろこし、歯ごたえのある梨、長十郎、
そしてまくわ瓜など。本物の味は、人々の心まで癒されるに違いない。
■2009.02.15
topに戻る