読　書

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・ 松本　清張　著　・ 新潮文庫

　十代後半か二十代始めに読んだと記憶している。読み進むにつれ虜となり一気に読んだ。 それ以来、推理小説は特別となり、現在ではサスペンスドラマから映る景色で旅をした気分に させてもらっている。あの時代、新幹線もなく在来線の特急も本数が少なかった。 また、飛行機の利用も一般的でなく、日本国内の移動には、主に鉄道が用いられていた。 いまや、国際化に突入し、超スピード時代である。青函連絡船もない。そうなると小説の世界も旬が あるのだろうか。知る知らないで頭脳で観る世界も違ってくるだろう。 ふたたび手にしてみたがあの時の感動はもはや遠い過去となり教科書的に捉えていた。 だからか現役世代に感想を聞いてみたくなった。

■2011.02.01
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